和菓子がすき
幼い頃はそんなに好きではなかった和菓子。
だけど、大人になるにつれて味覚は変わり。季節に合わせた美味しい和菓子とお茶をいただくことに小さな幸せを感じるようになりました。
そのきっかけは坂木司さん著の「和菓子のアン」という本。
日常生活に起きるちょっとした事件を題材にしたミステリー小説で、主人公のアンちゃんは百貨店の和菓子屋で働いているんです。アンちゃんの日常を見ていて「上生菓子」というものに興味を持ち、読み終えた後は実際に百貨店に赴き購入しました( ´ ` *)
季節毎の色とりどりの可愛い和菓子たち。その可愛さと美味しさにしばし魅了されたものです。
そんなこんなで大好きになった和菓子。
3月は和菓子を深く知るためのイベントにも行ってきました。
京都の北野天満宮で行われていた「京菓子コレクション」というイベントです。なんでも、京の菓子文化が無形文化遺産に登録されたことを記念して行われたイベントのようでした。
このイベントでは京都の老舗和菓子店の和菓子を2つ食べることができ、その他にも和菓子に関する資料展示や文化講座もありました。
今回私が食べたのはこの2つ。
上が老松さんの「思いのままに」というお菓子、下のお花が亀屋良長さん「東風」です。お抹茶の苦味が甘い和菓子と混ざり合い、絶妙なバランスとなっていました。
和菓子を食べていると何故か上品な気持ちになります。
今回食べることが出来た和菓子は以下の16種類。
この中から2種類食べることができ自分で食べるお皿を選ぶことが出来ますが、組み合わせは選べないシステムです。個人的には「思いのままに」と「春の色」が食べたかったのですがその組み合わせはなくて残念。
「椿餅」って結構有名らしいです。私がそれを知ったのはこのイベントの後だったので、きちんと下調べしてから行けばよかったかなと思いました。
「東風」と「春麗」はどちらもお花モチーフ。だけど 色が違うため見た目の印象も違う。この似た2つの食べ比べもしてみたい。
「あらたま梅」のようにはっきりとした色味の和菓子って美味しそうにみえる。和菓子にとって色味って大切だな。暗い色より明るい色の方が惹かれる。そして、「春の色」は不思議な感じがして気になってました。勝手に惑星のイメージ。
これも「神使」が気になる。個人の好みかもしれないけど、やはりはっきりとした色味。
一気にこれだけの和菓子を見られる機会はなかなか無いので貴重な経験でした。
そして、和菓子に目覚めた私は和菓子作りの本もちゃっかり購入。そのうち作れると良いな〜(*´v`)
家で和菓子を作る生活って素敵。
そんな新たな興味を見つけた3月の思い出。